劇場からの失踪

映画をこよなく愛するArch(Ludovika)による映画批評 Twitterもあるよ @Arch_Stanton23

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『アンビュランス/Ambulance』救命の尊さをベイが描くとこうなります 劇場映画批評第53回

今回紹介するのは、マイケル・ベイの最新作『アンビュランス/Ambulance』だ。ジェイク・ギレンホールとヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世が兄弟を演じ、事件に巻き込まれる救命士を演じるのはエイザ・ゴンザレス。これまでのフィルモグラフィーのキャストと…

『モービウス/Morbius』史上最低のポストクレジット 劇場映画批評第52回

今回紹介するのは、SSU(ソニー・スパイダーマン・ユニバース)の最新作『モービウス/Morbius』である。主演にジャレッド・レトを迎えたマーベル映画で、同じくアメコミ原作の『スーサイド・スクワッド』で演じたジョーカーと違い、ダークヒーローを演じている…

『ナイトメア・アリー』信じた者だけが宿命に囚われる 劇場映画批評第51回

今回紹介するのはギレルモ・デル・トロ監督の最新作『ナイトメア・アリー』である。主演にブラットリ―・クーパー(スタン)を迎え、ルーニー・マーラ(モリ―)やケイト・ウィンスレッド(リッター博士),ウィレム・デフォー(クレム)などの実力派キャストも登場す…

『チェチェンへようこそ -ゲイの粛清-』ゲイの存在しない国など存在しない 劇場映画批評第50回

今回紹介するのはデヴィッド・フランス監督の『チェチェンへようこそ -ゲイの粛清-』です。本作はロシアの統治下にあるチェチェンで実際に行われている同性愛者への虐殺行為を、国外脱出を支援する団体の視点で追ったドキュメンタリーになっており、昨今のウ…

『THE BATMANザ・バットマン』暴かれたのは「暴くこと」の空虚さ 劇場映画批評第49回

今回紹介するのは、マット・リーヴス監督の『THE BATMANザ・バットマン』です。マイケル・キートンやクリスチャン・ベール、そしてベン・アフレックなど多くの俳優が演じてきたバットマンというキャラクターをロバート・パンティンソンが演じ、これまでにな…

『ライフウィズミュージック』「1+1+1」の思いやり 劇場映画批評第48回

今回紹介するのは世界的なポップアーティストであるSiaが、原案監督脚本製作を担当した初長編作品『ライフウィズミュージック』である。過去に薬物やアルコールの依存症であった彼女の自伝的な内容になっており、また自閉症の"ミュージック"との触れ合いに、…

「クリント・イーストウッドの歴史」監督特集 ー『クライ・マッチョ』で到達した境地についてー 劇場批評47回

今回紹介する作品はクリントイーストウッド監督が40年間温め、満を持して映画化した『クライ・マッチョ』である。 クリントイーストウッド監督人生50周年であり、監督作品40本目でもある本作、気合を入れねばなるまい!と思い、今回はクリントイーストウッド…