改めてこれまでのシリーズ作品を鑑賞した上での鑑賞。 多くの語り口があると思うのだが、三つの要点にまとめて語ってみたい。
どんな説教されるのかと思っていたら、言葉にならないまとまりのない言葉(表現)が羅列され、挙句の果てに「はい、さようなら」と挨拶されてどっかに行ってしまった。 どんな感情よりもまず、"いたたまれなさ"が飛び出してくる映画体験は初めてかもしれない…
本当に素晴らしい。観たいものを超えてきた。 アフターNWHの今、「運命に抗う物語」を本気で描こうとする姿勢に感動してしまった。
凄まじい作品だった。 決して劇的とはいえないが、確かに切迫した危機的状況として提示される有限の状況設定で、それぞれのバックボーンや尺度、価値観を尊重しながら重ねられる対話は、何よりも事態を改善しようとする人々の選択を賛歌する。その選択に至る…
正直残念な出来だった。ドラマ版でフラッシュポイントの話の大筋を理解していて、"時の流れを身勝手に変えてはいけない(色々酷いことになるから)"というフィクション内で深く共有される価値観に則り、母の死を受け入れるという終わりを知っている状態での…
白人至上主義者女性のコミュニティ「アーリア人団結をめざす娘たち」を設立した女性たちの行動を全編ワンカットで追うスリラー作品。
大人気シリーズ第十作目。 エンタメ作品において、どれくらいファンに寄り添うのかはひとつの課題だろう。ファンが求めてるものをそのまま提示することは、期待通りとも言えるし、同時に想像の域を出ない。しかしその想像の域を超えるようとすると、期待外れ…