劇場からの失踪

映画をこよなく愛するArch(Ludovika)による映画批評 Twitterもあるよ @Arch_Stanton23

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『メタモルフォーゼの縁側』変われることは幸せ、変わらないことも幸せ 劇場映画批評第59回

今回紹介するのは、芦田愛菜&宮本信子 主演『メタモルフォーゼの縁側』である。年の差のある二人がBLコミックという趣味を通して、交流していく様を描く物語だ。 正直、「完全に舐めてた」案件でした。本当に面白かった。「好き」を誰かと共有すること、「好き…

映画批評『コラテラル』一寸先の闇はトム・クルーズの顔をしている

今回紹介するのは久しぶりの自宅鑑賞作品。作品はマイケル・マン監督の『コラテラル』である。2022年6月時点、最高の盛り上がりを見せている『トップガン マーヴェリック』で完全に魅せられた私は、トムの過去作を物色、その中で見つけたのが本作である。ト…

『ナワリヌイ』悪人が勝つのは、ひとえに善人が行動を起こさないからだ 劇場映画批評第58回

今回紹介するのは、"プーチンが最も恐れた男"として知られるロシアの反体制派の象徴アレクセイ・ナワリヌイを追ったドキュメンタリー『ナワリヌイ』である。本作はウクライナ侵攻が行われている現状を鑑みて、日本で緊急公開された作品ということもあり、と…

『生きてて良かった 』ただ憧れた瞬間に後悔しろ 劇場映画批評第57回

今回紹介するのは鈴木太一監督の『生きててよかった』だ。中国で活躍する木幡竜を主人公に、引退したボクサーの人生を描いた物語を描いている。非常に面白く、ボクサー映画を越えた射程を感じる映画であった。では早速語っていこう。

『ニトラム/NITRAM』ある殺人者についての考察 劇場映画批評第56回

今回紹介するのは、ジャスティン・カーゼル監督の最新作『ニトラム/NITRAM』である。オーストラリアの観光地ポートアーサー流刑地跡で起こった無差別乱射事件を、犯人の視点で"その日"に至るまでの過程を描くことで考察する内容となっている。監督曰く、この…

『ベルファスト』子供時代を子供らしくいられたことへの感謝 劇場映画批評第55回

今回紹介するのはシェクスピア俳優や、『マイティ・ソー』等の監督としても知られているケネス・ブラナー監督の最新作『ベルファスト』だ。北アイルランド、ベルファストで実際に起こったカトリックvsプロテスタントの抗争に巻き込まれた少年を、オートフィ…

『TITANE/チタン』変化する肉体への恐怖 劇場映画批評第54回

今回紹介するのは、2021年のカンヌで最高賞を受賞した『TITANE/チタン』である。「車とセックスして妊娠する」という設定が唯一無二の作品にしているが、本質はもっと先にある。果たしてどこまでこの映画は連れて行ってくれるのか。それでは語っていきましょ…