大人気シリーズ第十作目。 エンタメ作品において、どれくらいファンに寄り添うのかはひとつの課題だろう。ファンが求めてるものをそのまま提示することは、期待通りとも言えるし、同時に想像の域を出ない。しかしその想像の域を超えるようとすると、期待外れ…
間違いなく大傑作だった。 今年観た作品の中でも最も心を抉った作品になることは間違いない。
オリジナリティーあるギミックとアイコニックなホラーキャラクターを作り出したホラーシリーズ2作目の宿命として、「既にネタばらししたギミックを再度使わなければならない」と「ストーリーの為にホラーアイコンを設定や殺し方を盛っていかなければならない…
最強の娯楽作品とは、観客を共犯者にしてノリに乗せてくれるか否かに掛かっていると思っている。近年で最もそのことが成功していたのは『RRR』で、そのノリに乗せられる感じは、正直暴力の是非に対して判断能力を奪うほどの危険な領域にまで達成されていた。…
俺がTRIGGER作品に求める、なんだか分からないもの全てを混沌なままに肯定する姿勢、そして友情や愛情、そういった純粋でストレートな想いを描こうとする姿勢、そのどちらもが画面全体にスパークしていて、もう最高でした。
いい映画だった。とてもいいガキんちょ共の映画だった。 原作での言及や、プロデューサー陣が飛騨市を「日本のキャッスルロック」だとしてロケ地に選んだなど、明確な『スタンド・バイ・ミー』意識をされた作品であり、登場人物の相関や「線路」というモチー…
とにかくびっくりするほどファンの為の映画なのだ。ニコラス・ケイジがニコラス・ケイジを演じる映画でありながら、ニコラス・ケイジの為の映画ではなく、"彼のファンの為"の映画なのだ。