劇場からの失踪-映画批評ブログ

映画をこよなく愛するArchによる映画批評

神,そして対立者との対話 『2人のローマ教皇』

―――――――――――――――――― 2人の教皇が存在するという異例の事態。これは現実で起こっていることで、何故そうなったのか。そこには二人の聖職者、対立した思想を持つ彼らの"対話"があった。 ―――――――――――――――――― 目次 CAST 対立と対話 友情作品としても面白い CAST …

愛は万能じゃない。不可逆な人間関係を描く 『マリッジストーリー』

――――――――――――――――――― 結婚は終着ではなく始点なのだと人は言う。 愛は全てを包みこんで、全てを解決するのだ。 しかし、それら全ては些細な事で壊れて...いや、それはきっかけに過ぎない。長い間で積み重なった不満は愛で包んであったその現実を曝け出す。 …

浜辺美波無双 「屍人荘の殺人」劇場映画批評第四回

劇場で観た作品を"ネタバレなし、短め"にまるで3流探偵の迷推理のような戯言を書き連ねる劇場批評回「劇場から失踪」第4回 ――――――――――――――――――― 「え、浜辺美波可愛いな...」と、葉村譲とシンクロするように心の声が終始漏れながら約120分。 2人のホームズと…

松岡穂香の透明感が物語る日常 『わたしは光をにぎっている』劇場映画批評第二回

劇場作品をネタバレ少な目で簡単に紹介する映画批評回「劇場からの失踪」第二回 ――――――――――――――――― 劇場を後にし、今駅のホームにいる。ここには多くの人の営みがある。その営みが、普段はなんでもない世界が、何だか眩く見える。拳を握りしめ、空にかざした…

ビッグになって帰ってきた奴らのとどめの一撃『ゾンビランド-ダブルタップ-』劇場映画時評第一回 

劇場作品をネタバレ少なめで簡単に紹介する映画時評回「劇場からの失踪 」 第一回 Zにより終末を迎えた世界(ゾンビランド)を彼らは誰よりも謳歌する! 前作のあの一撃目を超えるぶっ飛び感! 紛うことなきのトドメの一撃!正にダブルタップ! 目次 CAST 10年…

『ビューティフル・デイ』-ホアキンの見せるもう一つの内なる狂気と語らざる美-

――――――――――――――――――― 過去に脅かされ、呼吸が出来ない。体を蝕む過去は現実を侵食し生きる実感を奪う。そう、俺は本当はここにいない。 だがあの出会いで変わりはじめる。暴力的で狂気が滲む夜、彼女に出会う。 かつて我々が「レオン」「タクシードライバー…

『コンタクト』-彼女は遥か遠くの隣人に何を想うのか-

―――――――――――――― 彼女はノイズの先に誰かが居るのを知っている。 通信が顔も知らない遠くの誰かと繋いでくれることを経験で知っている。 遠い星ヴェガから届く電波信号。かつてなく遠く、今人類にとって最も近い宇宙の隣人。 この未知との接触(コンタクト)、…

『ジョーカー』-道化師の新たな狂気-

――――――――――――――― “笑顔は人を幸せにする”なんて誰が言ったのだろうか。 この映画はそんな夢見がちな考えを”ひどいジョークだ”と笑い飛ばす。 これはJOKERという狂気に堕ちていくまでの人生劇。 As Life、これが人生・・・ ―――――――――――――――――― 目次 あらすじ …

『ハミングバードプロジェクト』-狂気の行進,実話映画の難しさ-

0.017秒 これは当時のウォール・ストリートの株取引で使われていた回線速度。0.016秒 これはハミングバードの羽ばたきの時間。そして彼らが目指した世界最速の通信速度。 僅かその差は0.001秒---- 人の認識の及ばないこの差に人生の全てをかけた男たちのアメ…

『遠い空の向こうに』-夢を抱く人間は空を見上げる-

―――――――――――――――――――― 夜、空を見上げたことはあるだろうか。 都会の空ならば、点々とした光が、田舎ならば満天の光がそこにはあっただろう。空にある光が実は星ではなく、人工衛星だなんてことは身に覚えがあるだろう。 「なんだ、人工衛星か」 と落胆する…

『ランボー』-first blood,開戦の狼煙-

久しぶりにポップコーンムービーだ!と思って観たら・・めちゃくちゃ重い話じゃん・・(コマンドーみたいのを期待してた)無知で申し訳ない気持ちになった。 「ベトナム戦争の英雄、元グリーンベレーのゲリラ戦で彼に並ぶ者はいない! その名はジョン・ランボ…

『砂上の法廷』-法廷に真実はない-

洋画に登場するシーンではよく見かける宣誓。 こちらがその宣誓文である。 I swear by Almighty God that the evidence I shall give to the court and jury shall be the truth the whole truth, and nothing but truth. 「法廷及び陪審に対して行う証言は…

『マンチェスター・バイ・ザ・シー』-乗り越えられない過去と共に- 

心に傷を抱え故郷を離れて孤独に生きる男がいる。バーでの女性のアプローチも無視し、心此処にあらずといった様子で日々を無為に過ごす。 その彼の元に故郷の兄の訃報が届く。彼は故郷“マンチェスタ-“に戻らなければならなかった。忘れたい過去、すべてを置…

『ものすごくうるさくてありえないほど近い』-喪失とどう向き合うか-

今回紹介するのは『ものすごくうるさくてありえないほど近い』です。9.11を超えて喪失を抱えた者たちの少し変わった再生の物語。おすすめです。

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